西明寺本堂

更新日:2021年06月30日

西明寺本堂画像

指定期日

昭和27年11月22日

建立年代

鎌倉時代

1棟

説明

本堂の屋根はなだらかな曲線を描いて、調和のとれた姿を表しています。建物は七間(約20メートル)四方の檜皮葺(ひわだぶき)、入母屋造(いりもやづくり)で縁側は正面と横に一部付く、天台宗独特の様式です。

  この本堂はもと5間(約15メートル)四方の堂でしたが、建物全体を解体しないで、柱や組物などを外にまわして拡げたもので、これは天井裏に残っていた旧屋根のしくみや蟇股(かえるまた)の違いから明らかになりました。

  内陣と外陣の仕切の吹寄菱格子(ふきよせひしこうしど)、その吹寄菱格子欄間(らんま)に鰐口(わにぐち)をかけるなど密教寺院の特徴をもっています。本堂正面の本尊をはじめ多くの仏像を安置している須弥壇(しゃみだん)の格狭間(こうざま)や剱巴文(つるぎともえもん)にも鎌倉時代の様式をみることができます。

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