西明寺魍魎鬼人像

更新日:2021年06月30日

指定期日

昭和40年10月11日

製作時期

室町時代

1躯

説明

西明寺の山号を竜応山といい、三重塔内には雲に乗り火を吐く八大竜王の壁画があります。竜は雨乞いをすると雨を降らせるといわれますが、その願いを込めて竜応山西明寺と名づけられたのでしょう。 魍魎(もうりょう)鬼人とは、竜を呼ぶ荒々しい水の神です。この像は塑像彫刻で、筋骨たくましい赤鬼が、玉眼入りの鋭い目を光らせています。左手には、不釣り合いに大きな錫杖(しゃくじょう)を握りしめている姿は厳いかめしく、力強さを表しています。 錫杖は銅製で、棒は木で造り、その棒に「応永12年(1405)11月8日江州犬上郡西明寺金剛光賢敬白」の文字が書かれています。制作年月日がわかる塑像彫刻として彫刻史上たいへん貴重なもので、現在、奈良国立博物館に委託されています。

注意

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