金銅密教法具

更新日:2021年06月30日

金銅密教法具

指定期日

昭和59年3月30日

建立年代

鎌倉時代

1式

説明

9世紀の初め、中国で仏教を学んだ二人の僧が帰ってきました。最澄は天台宗を、空海は真言宗を広めましたが、共に密教を伝えました。密教では護摩(ごま)を焚き、加持(かじ)・祈祷(きとう)が行われます。その時の道具が密教法具です。 法具は古代インドの武器などから転用されたもので、密教ではこの力を借りて心身を悩ます欲望を打ち砕いて仏の心と一体になろうと一心に祈ります。 西明寺の密教法具は9種類17口あります。これらは銅の鋳物にメッキがされ、デザインや形もすばらしく、技術も優れていることから、鎌倉時代に作られたものとされています。県下でもこれだけ揃っているのは珍しいといわれています。

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