絹本著色文殊菩薩像(きぬほんちゃくしょくもんじゅぼさつぞう)

更新日:2021年06月30日

絹本著色文殊菩薩像(きぬほんちゃくしょくもんじゅぼさつぞう)

指定期日

昭和49年3月11日

建立年代

鎌倉時代

1幅

説明

文殊菩薩は、「三人寄れば文殊の知恵」といわれるほどの知恵を持った古代インドに生まれの実在の人物です。釈迦の側に仕える仏として、古来深く信仰されています。 西明寺の文殊菩薩像は、絹地に描かれた小形の優れた画像です。文殊菩薩が獅子上の蓮華(れんげ)に座る姿が描かれていますが、獅子は黒い線で力強く表され、文殊像は細かい線で巧みに表し、法衣の模様も緻密に描いた色の豊かな画像です。雲には濃淡をつけて立体感を表し、文殊菩薩を取り囲む大きな金の(円光)や八方をさす後光には金箔を細かく切った切金(きりがね)が使用されて絵を引きしめています。昔からの様式によって描かれた鎌倉時代の代表的な仏画です。 切金:金箔や銀箔を小さな点や線状に切り、漆で彫刻や絵の表面に貼り合わせ、様々な模様を表す技法

お問い合わせ先

教育委員会生涯学習係
〒522-0244 滋賀県犬上郡甲良町在士353-1
電話番号0749-38-3315 ファックス0749-38-4336
メールフォームによるお問い合わせ