錦幡(赤地蓮華蝶文)

更新日:2021年06月30日

指定期日

昭和43年4月25日

建立年代

室町時代

5旒

説明

錦幡(にしきばん)というのは、金銀などの色糸で模様を織り込んだ絹織物で作った旗のことです。この錦幡は仏の優れた徳を表す飾りとして、寺の法要に境内や柱・天蓋(てんがい)などにかけられるものです。 西明寺の錦幡は長さ71センチメートル、幅約30センチメートルの大きさで 、頭部が三角形でその下は三つに区切られ、その縁に飾りの布が垂れています。上の三角形や縁は萌葱色(もえぎいろ)の地に、蓮華(れんげ)や唐草の模様があり、その下の正方形の赤地の中央に蓮華、四隅に蝶の模様がそれぞれ色違いで織り込まれています。幡は頭頂の金銅製の金具で吊りさげられます。 当寺には五旈(ながれ)(枚)の幡がよく保存され、その形が悪くならないように入れる紙(芯紙)に「永享7年(1435)10月17日」と制作年月日の書かれた貴重なものです。

注意

写真なし

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